日本の硬貨は外国へのお土産になるの?
以前、同僚の中国系米国人を車に乗せたとき、たまたま5円硬貨が車に落ちていたのを彼が発見しました(ミネソタで乗っている車に5円玉が落ちているというのも不思議な話ですが…)。
「これ何?」
「単なる5円玉ですけど…」
「へぇー」
てな感じで、興味深々だったので、
「それ、あげるよ」
って言ったら結構喜んでもらってくれました。
ということもあって、もしかしたら日本の硬貨ってお土産になるのかな?(穴が開いた硬貨は珍しいっていうし…)などと考え、どうせならきれいな硬貨かなんかのセットが売ってないかなーなどと思ったわけであります。
硬貨といえば、やっぱり「造幣局」!
早速、造幣局のホームページをみてみると…
「造幣局は、その年度に製造した貨幣のうち、一度も使用していない貨幣と製造年度を表す年銘板をセットにしてケースに収納し、昭和44年度から海外向けに、昭和50年度からは国内向けに貨幣セットを販売しています。」
とのことです。
しかも通信販売もしているとのことだし、セットの内容を見てみました。
すると、造幣局名物「桜の通り抜け」(大阪ではかなり有名!でも、関東以北の人はおそらく知らないと思う)を記念したセット、浄瑠璃、歌舞伎、お城等これぞNIPPONという感じのセットが多数販売されております。
もしかしたら外人に喜ばれるかも?
と思い、数セット試しに注文してみました。
届け先は実家にしましたが、海外からもインターネットでショッピングすることも可能なようです(と造幣局のHPには書いてありました)。
ちなみにこの貨幣セット、500円、100円、50円、10円、5円、1円それぞれの硬貨が入っていて1800円から。
それぞれの記念セットを10万セットとか20万セットとか販売していて、結構売り切れていたりします。
1セット平均2000円として、10万セット売れたら、売り上げは何と2億円!(思わず計算してしまう)
しかも、貨幣の価値はたったの666円!
あれ、まてよ…この666円だって、きっとお金として勘定していないのでは?
それだったらかかっているのは原価だけかも…
どうなってるんだろう?と思っていたら、ちゃんと造幣局のHPに答えはありました。
造幣局のHPの情報公開のところから、平成16年度の決算報告書をみることができます。
これによれば、収入のところに
業務収入 334億9千9百万円(貨幣セットの収入が予定よりも多かったこと等のため)
と書いてありますし(カッコ内も)
支出のところには
原材料の仕入れ支出 54億5千5百万円(貨幣セットの製造数量が予定よりも多かったこと等のため)
とちゃんと書いてあります。
したがって、造幣局にとって販売コインは現金ではなくあくまでも商品であるということが判明したのでした。
と思っていたら、その下に
貨幣法第10条に基づく国庫納付金の支払額37億1千6百万円というのがあります。
もしかしたら、これが販売コインの現金の分なのか?
結局この件については謎が残ったままになってしまいました(これ以上は調べる時間もなし…)。
貨幣法第10条というのを誰か教えてほしい…(単に個人的な興味によるものだけですが…)
それにしても、この平成16年度決算をみると、50億円以上の黒字決算!
造幣局はとっても優良企業なのでありました。(赤字でも自分のところから補填可能か?)


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