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ミネソタ観光情報 スティルウォーターショップ編 

先日に引き続きスティルウォーターの情報です。
観光編に続いてショップ編ということで、スティルウォーターのお店を簡単に紹介しましょう。

スティルウォーターのショップといえばなんと言ってもアンティーク屋さんが有名なのではないでしょうか?
古い町だけあって、Main St. (メインストリート)の両側にたくさんのアンティークショップやアンティークモールがあります。

トロリーバス乗り場から、メインストリートに出て右折し北にちょっと歩くと

Midtown Antiques Mall がまずあります。

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ここは、HPに"STILLWATER'S LARGEST" と書いてあるのですが、実際はそれ程大きくはないです。100以上のディーラーが入っているので、様々なアンティークを見ることができます。
お値段は高めですので、見るだけでも十分かも?

このモールのメインストリートをはさんで斜め前に見えるのが、
American Gothic Antiques です。

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ここは、アンティークがきれいにディスプレイされているので、Midtown Antiques Mallよりも好印象でした。
ここの2階には日本でも人気のファイヤーキングがまとまって陳列されているので、ファイヤーキングを探している人はここをのぞいてみるとよいでしょう(ただし、値段は高めだと思います)。

さらに、北に進んで再びメインストリートの反対側には、
Stillwater Antiques Mall があります。
ここは、品揃えも多いし、比較的きれいです。
ちなみにCitysearchによる、この店のRatingは 9.2で、Stillwaterの中では最も高得点でした。

さらにもっと北に進むと右手に昔の列車をレストランにした建物が見えてきます。
Minnesota Zephyrという名前のレストランです。
入ったことはありませんが、中にお土産物屋さんもあるし、HPをみると内部のレストランは外見と違って高級って感じです。

その道をはさんで反対側にもアンティークモールがあります(名前はMill Antiques)。
一見すると蔵のような建物ですが、中はとても広く見ごたえがあります。
他のアンティークモールは日曜日には夕方5時で閉まってしまうのですが、
ここは日曜日でも6時までやっています。個人的にはここが一番のお勧めです。

同じメインストリート上に、ミネソタの地元のワインを売っているお店があります。
Northern Vineyards Winery
賞を取った地元のワインやちょっと珍しい甘い赤ワインなど、
ほとんどのワインは試飲ができますので、ちょっと寄るだけでもお勧めです。
値段も10ドル~18ドルくらいのものが多いのでちょっとしたお土産にもよいでしょう。

ランチはというと、実際には先輩がどうしてもここに行きたいと言っていた(前述のワインショップとともに、どうやら地球の歩き方に載っていたらしい)
Lowell Inn のレストランにしか入ったことがないので、ここを一応紹介いたします。

場所はメインストリートの山側に一本入った2nd Street沿いにあります。

地球の歩き方には予約が必要とのことでしたが、平日のランチには予約は必要ありませんでした(というか、予約しない方が普通のような気がします)。服装も自分はジーンズだったのですが、全然問題なく入れました。周りを見回すと、地元の運動帰りという感じのおじいさんとおばあさんが短パンで入っていたので、少なくとも昼間は服装をあまり気にしなくてもよいのでしょう。

肝心のランチは、ここのホテルの特製サンドイッチ(ホテルの名前が入っています)と本日のスープを頼みました。値段はそれぞれ9ドルと3ドルくらい。
スープはかなり美味しかったです。サンドイッチは、いわゆるBLTサンドにチーズをかけて焼いてあるような感じで、かなりこってりしています。自分はOKだったのですが、先輩はちょっと脂っこいと言っていました。
サンドイッチは他にも数種類あり、値段も7ドルくらいからあると思います。

他にもミネソタに来たら食べた方がよいと言われるWalleyeという白身の魚とかパスタ類もあります。
ちなみに、ミネソタ特産?の食べ物というと、このWalleyeと黒くて繊維質の多いワイルドライスのようです。
こちらに来た先輩は飛行機の中でこの2つを隣の米国人にさかんに勧められたと言っていました。

ちなみに、ここのホテルの経営者はリバークルーズと一緒なので、リバークルーズのランチやディナーはもしかしたらここのホテルで提供しているのかもしれません(確証はないです)。

食後のデザートにお勧めなのが、地元で人気のアイスクリーム屋さんです(場所はさらに山側の方でちょっと離れてはいるのですが…)。

W Olive Street とN Greenley Streetとの交差点にあるこの Nelson's Drive Inn Dairy Store は、20種類以上のアイスクリームがあり、店の中はいつも列を作っているようです。Yahooの情報でも、Citysearchの情報でもその評価はとても高く、並んでも食べる価値があります(ただし、外見はどこにでもある古いアイス屋さんという感じ)。

シングルサイズが2.75ドルで、その他、ダブル、トリプルもありますが、日本人で1人で食べるつもりならシングルサイズ以外を頼まないほうが無難です。

ここのアイスクリームの量はシングルサイズで普通の軽く3倍以上の量があります。ワッフルで頼む場合、相当な量を短時間で食べきる覚悟がいります。カップで何人かでシェアして食べたほうが良いでしょう。もちろん、量だけでなく味もOKです。チョコレート、チョコチップもなかなかの美味しさでしたが、個人的にはコーヒー味が甘みも少し控えめで好みでした。

もし機会があったならStillwaterに宿泊するというのも良いかもしれません。
伝統とCity Hotelの良さを両方楽しみたい人には前述のLowell Inn がよいかと思いますが、昔の家等を改造してホテルにしているAnn Bean Mansion (築1878年)、Afton House Inn (築1867年)、William Sauntry Mansion (築1890年)などは、それぞれ個性的な部屋を持っているようでもあり、HPで部屋の様子をみればアンティークファンならずとも是非泊まりたい気持ちになるでしょう。

自分は行っていないのですが、スティルウォーターにはよいワインバーやレストランもかなりあるようです。こうしたところに泊まって、ゆっくりした時間を楽しむのもよいかもしれません。


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車のナンバープレートを手に入れる

米国の車のナンバープレートは州によって特徴があります。
ミネソタ州のナンバープレートは、真ん中に州の形のデザイン、そして下のほうには
「10,000 lakes」と記されています。
まさに10,000以上の湖をもつミネソタならではの表現だと思います。

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こちらに住んだ記念に、持ち帰りたいと思う人も中にはいるようですが、
ひょんなことから、このナンバープレートを手に入れることができました。

というのは、こちらでも日本と同様に毎年車の税金を納めなければなりません(約100ドルなので、日本よりは安いです)が、これを支払うと、支払ったという証明に、ナンバープレートに貼るシール(プレートの右下)が送られてきます。
このシールの色は毎年異なる(2005年は赤、2006年は黄色でした)ので、警察の人がすぐチェックできるようになっています。このシールをちゃんと貼っていないと、パトカーに止められてチェックされることがあるようで、実際に自分の同僚はいきなりパトカーに後ろにつかれて止められたと言っていました。

さて、今年も去年と同様にお金を支払い、シールが来るのを待っていたのですが、シールとともに届いたのはなんと新しいナンバープレート!

注文もしていないのに、しかも去年はシールだけだったのに、おかしいなあと思い、当局に問い合わせてみました。すると、米国では7年毎にナンバープレートを新しいものと交換しなけらばならないそうで、今回、自分の車がちょうどその7年目にあたったとのことでした(そういえば、1999年製!)。

ということで、写真のナンバープレートは新しいものと交換になり、手元には古いナンバープレートが残ったのでした。ちょうどこっちのナンバーに愛着があったので、記念として日本に持ち帰りたいと思います。

7年目の車というと日本ではかなり古い感じがしますが、こっちではまだまだ現役!という感じです。
こちらに留学される方は年式を選んで買えば簡単にナンバープレートが手に入ることでしょう(って、わざわざそんなことする人はいないと思いますが)。

ところで、ナンバープレートの数字をこっちの人は覚えないのか、先日、駐車場に車を止めた際にナンバープレートの数字をすぐに答えたら、びっくりされました(普通は覚えないよと言われてしまいました)。ナンバープレートの番号を覚えるのは日本人の特徴なのでしょうか?

実は、ちょうどよい年式の車を持っていない、もしくは新車しか乗らない、とい人でも、ナンバープレートを簡単に手に入れる方法はあります。

米国では、税金を支払う際に、数十ドル加えればホームページ上からいろいろなデザインのナンバープレートを手に入れることが出来ます。例えば、ミネソタの鳥をデザインしたものや、大学のロゴをデザインしたものもあります。これを購入すれば、古いナンバープレートは自分のものになるはず?です。(って自分では試していないけど、おそらくそうだと思います)

日本でも輸入雑貨屋さんなどで、時々米国の車のナンバープレートが売っていますが、おそらくこうしたものが流れて来ているのだと思うのですが…どうなんでしょうか?

詳しい方がいらっしゃれば情報をいただけたらと思います。


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ミネソタ観光情報 スティルウォーター観光編 

先週は大阪の先輩がミネソタへ観光に来られたので、数少ないミネソタの観光地を案内していました。

その中から、スティルウォーター(Stillwater)を紹介したいと思います。
ミネソタで最も古い町の一つで最初の入植者が住んだことで知られるスティルウォーターは、ミシシッピ川の支流であるセント・クロイ川(St. Croix River)の河畔にある町です。

川を渡ればウィスコンシン州です(逆に昔はウィスコンシン州から入植者が西に移動してきたわけです)。

ミネアポリスからですと北東方向、35Wから36号線に入って車で約30~40分のところにあり、半日程度の観光にお勧めです。

文字通り川がゆっくりと流れ、街並みもとても落ち着いており、時間がゆっくりと過ぎ去って行く感じがして個人的にも好きな町の一つです。数百メートルのメインストリートにはアンティークショップが立ち並び、アンティークファンならこのショップめぐりだけでも十分に楽しめるでしょう(ただし、お値段はやや高めですが)。

さて、スティルウォーターの観光はといいますと、

まずはやはり観光遊覧船でしょう。ディズニーランドの「マーク・トウェイン号」を彷彿させる昔風の遊覧船に乗れば、ゆっくりとした時間をより楽しめること間違いなし?(って、自分はまだ行っていないのですが、知り合いの話では…)

さらに、観光船に乗れば、Duluthほど大きな可動橋ではないですが、橋が上下に可動する様子を間近でみれます。


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普段はこんな感じの橋ですが、

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観光遊覧船が近づくと、徐々に上昇して、


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観光船が通れるってわけです。

昼の11時30分出航のランチクルーズで大人16.5ドル、子供13.5ドル。ランチ込みでこの値段なら納得できるでしょう。夕方や夜にはディナークルーズや生バンドの演奏が楽しめるクルーズ等もあるようです。

情報は St. Croix Boat and Packet のHPに詳しく載っています。

ちなみに、冬は川が凍ってしまうので、もちろん運行していません。

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冬の船着場はこんな感じです(閑散としていますが、川が凍っているのを見るのもなかなかいいかもしれません)。


時間に余裕のある人には、トロリーバスによる市内観光を是非お勧めします。所要時間は約45分。
実は、このトロリーバスに乗る前までは、スティルウォーターって見所が少ないなぁなんて思っていました。
これまではどうせたかが知れていると思って乗っていなかったのですが、先週の観光案内で乗ってみた結果、とっても楽しめることがわかりました。

最初は、運転手さんの自己紹介で始まり、観光客にどこから来たのか聞いてきます。その後、スティルウォーターの歴史を簡単に説明しながら、市内観光に出発です。

ミネソタで2番目に古いホテルであるLowell Inn の側を通り、昔の牢獄後などスティルウォーターのメインストリートを一通り案内。Lowell Inn は一度火事になってしまったそうですが、今でも十分にその歴史を感じさせてくれます。

その後、いきなり小高い丘へ急な坂を上り、川、橋、街並みが見下ろせる公園へ、その後は1800年代に立てられた古い家を中心に観光が進みます。

教会を改造した家、なんとティファニー製のステンドグラスをもつ教会、フランス人入植者の家、アイルランド人入植者の家、リンカーン大統領の従兄弟の家、ハリウッドスター(名前は忘れました)のご両親の家など歴史を感じさせ、かつ豪華な家を見学しながら、最後は町の南の小高い丘から再び川、橋、街並みを見下ろします。

そして、到着前にちょっとしたスリリングな体験があり、元の場所に戻ってきます。

お値段大人1人12.5ドルはやや高いかもしれませんが、最後にはお土産の絵葉書も1枚もらえるし、結構楽しめると思います。

トロリーバスは観光船乗り場の北側、小さい町ですのですぐ場所はわかります。トロリーバスの目の前にチケット売り場があり、5月から10月まで毎日運行しています。自分達は平日に行きましたが、11時、1時、2時には運行していました。

詳しい情報はStillwater Trolley Company のHPに載っています。

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これが、トロリーバスです(後ろからみたところ)。


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メインストリートの街並み


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丘の上の公園から可動橋を見下ろした景色


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トロリーバスツアーでは、こんな感じの1800年代の家がたくさんみれます。


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この教会のステンドグラスがティファニー製です。


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南側の丘から街並みを見下ろした景色です。

なかなかよい感じの町ということがわかっていただけたら嬉しいです。

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新しい危険因子は本当に役に立つのか?

医学の世界は日進月歩、常に新しい研究成果が多数論文にて報告されています。

心筋梗塞についても、従来は高血圧、喫煙、低HDLコレステロール等が心筋梗塞等の冠動脈疾患の危険度を増やす因子として報告され、最近はCRP(C反応性タンパク)等をはじめとする炎症性マーカー、および血液凝固線溶系マーカーが冠動脈疾患の予測因子であることが報告されてきました。

しかしながら、こうしたCRP等の新しいマーカーがどの程度冠動脈疾患の予測に有用であるかどうかについては、未だ明らかではありません。7月10日号の内科専門誌Archeives of Internal Medicineでは、私のボスでもあるProf. FolsomがARIC studyの結果を用いてこの問いに応える論文を発表しました。

Folsom AR, Chambless LE, Ballantyne CM, Coresh J, Heiss G, Wu KK, Boerwinkle E, Mosley TH Jr, Sorlie P, Diao G, Sharrett AR.
An assessment of incremental coronary risk prediction using C-reactive protein and other novel risk markers: the atherosclerosis risk in communities study.
Arch Intern Med. 2006 Jul 10;166(13):1368-73.

この研究は、米国の循環器疫学研究で有名なARIC (Atherosclerosis risk in community) studyの結果を用いて行われました。

ARIC study は地域住民男女15,792人を対象に1987年~1989年にベースライン調査を行い、現在までその後の冠動脈疾患、脳卒中等の追跡調査を実施しています。現在まで確認された19種類の危険因子(リスクファクター)が従来の危険因子を用いた予測に加えて、どの程度冠動脈疾患の予測に貢献できるかを調べました。

主な新しい危険因子としては、上述のCRPに加えて、リポタンパク関連フォスフォリパーゼA2、ホモシスティン、葉酸、クラミジア抗体、PAI-1、D-ダイマー、E-セレクチン等が報告されています。

しかしながら、本研究の結果、従来の危険因子(年齢、人種、性別、総・HDLコレステロールレベル、収縮期血圧、降圧薬使用、喫煙状況、糖尿病)を含む基本的なリスクファクターモデルで冠動脈疾患を良好に予測できると分かりました。

新しい危険因子が冠動脈疾患の予測に寄与する率は従来の危険因子を考慮すると、ごくわずかであり、したがって、本研究の結果からは、新しい危険因子をスクリーニングで測定する必要性はないと考えられました。

ARIC studyは白人と黒人の両方を含む地域住民における疫学研究であり、この結果は米国においてはよくあてはまる可能性があります。

一方、この結果をわが国にあてはめられるかどうかについては、危険因子の頻度が大きく違うため明らかではありません。わが国でも同様の研究が必要とされるでしょう。

それでは、新しい危険因子はまったく不要かというとそういうことではないと考えます。すなわち、全体のリスクを考えると、従来の危険因子で7~8割は説明できるのは確かですが、中には従来の危険因子を持たない発症者もいるからです。また、従来の危険因子をどの程度持っているかで新しい危険因子の重要性は変わる可能性もあります。

例えば、7月4日にAnnals of Internal Medicineに発表された下記の論文では、Women's Health Study の結果を用いてCRPの予測効果を検討した結果、中等度のリスクを持った女性では、CRPが従来の危険因子に加えて心血管疾患の予測に有用であることが報告されています。

Cook NR, Buring JE, Ridker PM.
The effect of including C-reactive protein in cardiovascular risk prediction models for women.
Ann Intern Med. 2006 Jul 4;145(1):21-9.

したがって、新しい危険因子は従来の危険因子をコントロールした後にこそ有用になる可能性があると考えられます。

すなわち、元々高血圧、喫煙、低HDLコレステロール、糖尿病などのリスクを持っている人は、まずこうしたリスクを減らすことが第一であり、その他のことを(例えば葉酸やビタミン類のサプリメント)を一生懸命行っても、その効果はごくわずかに過ぎないと言えるでしょう。

医学研究に代表されるように、常に新しいリスクの解明に力が注がれることが多い今日ではありますが、その前に、従来の危険因子をどのように減らすかが大事だと思います。

日本人の血圧はまだまだ欧米に比べて高く、肥満、高コレステロール血症、糖尿病の頻度は欧米の頻度に近づきつつあります。こうしたリスクをどのようにしたら減らせるのか、これには個人の教育はもちろんのこと、国家的な予防政策が必要です。

現在、厚生労働省はメタボリック・シンドロームの予防に力をいれていますが、こうした政策が本当に従来の危険因子を減らすことに寄与するかどうか、そしてさらに冠動脈疾患や脳卒中を減らすことに寄与するかどうか、その結果が注目されるでしょう。

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続 米国版わらしべ長者

4月にこのブログで米国版わらしべ長者を目指している人の話を取り上げましたが、
なんと、もう目標の1軒家を手にすることができたようです。

Yahooの記事に出ていたということはかなり注目されていたようです。

さて、この米国版わらしべ長者ですが、
昨年の7月に、最初は赤いクリップから出発して、今年4月の時点でフェニックスのアパートを1年間借りる権利を手に入れたところまできていました。

それから、それを人気の?ロック歌手アリス・クーパーと半日一緒にいられる権利に、
さらに、KISSのスノー・グローブ、ハリウッド映画に出演できる権利に換え、
そして最終的にカナダの一軒家を手に入れたということです。

それにしても、アリス・クーパーと一緒にいられる権利に換えたところまではよかったのですが、
その次の「KISSのスノー・グローブ」…って、これは何?
KISSがコンサートか何かで使った手袋?なんて思っていたら…

本人のブログをみると、なんと、よくクリスマスとかに売っている、水が入った丸いスノーボール(よく雪だるまとか入っているものです)でした。

こんなものに価値があるのか?と思っていると、やはり、ブログのコメント欄にでは非難の嵐、
元に戻ってしまったとか、KISSのスノー・グローブなんてe-bay(米国のネットオークション)で50ドル以下で売っているなどなどのコメントが…

ところが、これをCorbin Bernsen (コービン・バーンセン)氏がこの秋に撮影される「Donna on Demand」というタイトルのハリウッド映画に出演する権利(しかも台詞付き、滞在費、航空券代込み)と交換してくれる、ということになったようです。ちなみに、このコービン・バーンセン氏ですが、映画「メジャーリーグ」シリーズに出ていたようですが、自分は知りませんでした。

何故こんなものと交換してくれるの?というと、コービン・バーンセン氏はスノー・グローブの熱心なコレクターだからとのことですが、ブログ内で、スノー・グローブをコービン・バーンセン氏宛に送ると、直筆サイン付きの写真(ブログ作者、コービン・バーンセン氏、そしてKISSのスノー・グローブ)と交換してもらえるとの宣伝がちゃっかりされていました。

もしかしたら、この流れは既に出来上がっていた流れだったのか?と疑ってしまうほど、ラッキーな交換でした。

その後、カナダの家を手に入れるわけですが、
じゃあ、最初からKISSのスノー・グローブを手に入れていたら、早い段階で家が手に入ったのでは?なんて思ってしまいますが、もちろんそんなことはありえないでしょう。

フェニックスのアパートに1年間住む権利を手に入れた時点くらいで、家一軒が手に入るのは時間の問題だったような気がしますが、こうした流れを上手く作って、その流れに乗るのが大事だと思います。一度乗ってしまったら、あとは、まわりが盛り上げてくれるので(特にマスコミ関係)、話を少しドラマティックな方向に持っていけばOKってことでしょうか。

日本でも、マスコミに注目されていきなり有名になる人って多いと思いますが、その後、全員が人気を保っていられるわけではありません。ということで、むしろ、一躍有名になった彼がその後どういう方向に進むのかについて注目したいです。

ところで、最後の家を交換してくれたカナダのキプリング町ですが、ブログの本人を1日名誉町長に任命し、生涯名誉町民の称号を授けたり、また交換が成立した日を「One Red Paperclip Day」と宣言し、同氏の偉業に敬意を表して住民に赤いペーパークリップを身につけるよう奨励するとのこと。

これって、町おこしにでもするつもりなのでしょうか?世間に注目されなくなってからも「One Red Paperclip Day」が続くのかどうか、これまた注目です。


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今時の中高生は不眠が多いらしい

先日、切れる子供は睡眠不足かも?なる話をしたばかりですが、
先週大津で開催された日本睡眠学会の発表によると、
中高校生の4人に1人が不眠に悩んでいるとのことらしいです。

以下Yahooからの引用です。

 研究は、厚生労働省の研究班(主任研究者、林謙治・国立保健医療科学院次長)の調査の一環。04年12月~05年1月に、全国の中学131校、高校109校を無作為に抽出し、在校生に最近1カ月の睡眠状況や生活習慣、精神的健康度を質問した。回収数は約10万人(回収率64.8%)。

 不眠としたのは(1)なかなか寝付けない「入眠障害」(2)夜中に目が覚める「夜間覚醒(かくせい)」(3)朝早く目覚めて再び眠るのが難しい「早朝覚醒」――の3項目のうち一つ以上が当てはまった場合。その結果、不眠の割合は23.5%で、成人3030人を対象にした調査(1997年)の21.4%を上回った。

 入眠障害は14.8%で、成人の8.3%より6.5ポイントも高い。逆に、夜間覚醒は11.3%(成人15%)、早朝覚醒は5.5%(同8%)で、成人より低かった。

 不眠が多いのは▽男子▽精神的健康度が低い▽朝食を食べない▽飲酒習慣あり▽喫煙習慣あり▽部活動に不参加▽大学進学希望なし――などと答えた生徒だった。

以上引用終わり。

今回の発表は学会発表ですので、この結果を早く論文でみたいと思います。
データの信頼性は論文が出てから検証することにしても
今の子供達に入眠困難が多いのは驚きです。
我々が中高生の頃には、布団に入って数秒で眠ってしまっていたような気がしますが…

それと、不眠の要因の結果がなかなか面白いです。
ようするに夜遊びしている人?に不眠が多い?
先日の論文と同様に、生活習慣を規則正しくすることがやはり大事と言えるでしょう。

こうした研究では、是非今後も継続的に調査を行ってほしいです。

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葉酸は認知症予防に有用か?

今年の4月のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌において、葉酸とビタミンB6、B12の投与は血中ホモシスティン値を下げるが、心筋梗塞は予防しないという結果が出ました

したがって、ホモシスティンは原因ではなく、単に循環器系疾患発症の予測因子であるに過ぎない可能性が示唆されました。

一方、ホモシスティンが高い人ほど認知機能が低いという報告もあります。
例えば下記の論文では、血中ホモシスティン値が高いほどアルツハイマー病になる危険度が高いことを報告しています。

Seshadri S, Beiser A, Selhub J, Jacques PF, Rosenberg IH, D'Agostino RB, Wilson PW, Wolf PA.
Plasma homocysteine as a risk factor for dementia and Alzheimer's disease.
N Engl J Med. 2002 Feb 14;346(7):476-83.

それでは、葉酸やビタミンB6、B12を投与して血中ホモシスティン値を下げれば、認知症になるリスクを減らすことができるのでしょうか?

この疑問に応えた論文がニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌の6月29日号に発表されました。

McMahon JA, Green TJ, Skeaff CM, Knight RG, Mann JI, Williams SM.
A controlled trial of homocysteine lowering and cognitive performance.
N Engl J Med. 2006 Jun 29;354(26):2764-72.

この研究は、65歳以上の健常高齢者465人のうち、少なくとも血中のホモシスティン濃度が13ul/l以上であった276人を対象として行われました。

対象者を無作為にホモシスティンを低下させるためのサプリメント(葉酸:1000ug、ビタミンB12:500ug、ビタミンB6:10mg)を服用する群と、プラセボ(偽)薬を服用する群の2群に分け、2年間の介入を行いました。

その結果、サプリメント服用群では、投与6ヵ月後には葉酸、ビタミンB6、B12の血中濃度がプラセボ群よりも上昇し、血中ホモシスティン値が低下し、その状態が2年間持続しました。

介入1年後と2年後に認知機能検査を実施し、介入前の認知機能からの変化をみたところ、サプリメント服用群とプラセボ群との間には有意な認知機能の差はみられませんでした(むしろ、サプリメント服用群で一部の認知機能がより悪化した可能性あり)。

したがって、葉酸、ビタミンB6、B12を投与しても認知機能の低下は予防できない!可能性が高いと言えるでしょう。

今回の介入試験でも4月の論文と同様にサプリメントの服用によって血中ホモシスティン値の低下はみられています。それでも認知機能に変化がないということは、やはりホモシスティンは単なる認知機能低下のマーカーでしかない可能性が考えられます。

もっとも、本研究の対象者は健常高齢者であり、もともと認知機能の低下が少なかったことが結果に影響している可能性もあります。また、介入期間も2年間だけであり、認知機能をみるには短すぎる点も問題となるでしょう。

したがって、同じような結果が認知機能がやや低下している人達を対象としたり、もっと長期間の介入を行っても同様にみられるかどうかを確かめる必要はあると思われます。

つい先日、共同研究者の一人とホモシスティンの有用性について、「介入試験で心筋梗塞の予防効果は出なかったけど、認知機能は出るかも」などと話をしていたばかりだったのですが…

ちょっと…、いや、かなり残念な結果でした。

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