笑いすぎるとお腹が痛くなる!ってこともありますように、
笑っている時は声を出すだけでなく、全身の筋肉を使います。
では、実際、笑っている時はどの位のエネルギーを消費するのでしょうか?
国際肥満雑誌(International Journal of Obesity)の5月2日号(オンライン版)に、笑った時の消費エネルギーに関する論文が発表されました。
Energy expenditure of genuine laughter.
Buchowski MS, Majchrzak KM, Blomquist K, Chen KY, Byrne DW, Bachorowski JA.
Int J Obes (Lond). 2006 May 2;
この研究では、18~34歳の45人の成人男女を対象として、本気で笑っている時のエネルギー消費量と心拍数を測定しました。
対象者は友人とともに90分間のビデオ鑑賞を行いました。最初の30分は風景の映像、次に、笑いを起させるような映像を10分間流し、その後5分間はドキュメンタリー番組を流しました。その後、笑いとドキュメンタリー番組をそれぞれ同じように10分間と5分間ずつ3回繰り返しました。
安静時と笑っている時のエネルギー消費量と心拍数の変化を検討した結果、笑っている時のエネルギー消費量は安静時に比べて1分間に平均0.19カロリー多く消費していました。また、心拍数は1分間あたり平均2.1回増加していました。笑っている時の消費エネルギー量と心拍数との間には正の相関(相関係数0.25)がみられました。
以上より、声を出して笑っている時の消費エネルギー量は、安静時の消費エネルギー量に比べて10-20%増加しており、1日に10-15分間笑ったとすると、エネルギーは10-40カロリー多く消費することがわかりました。
1日15分間笑うっていうのもなかなか大変かもしれませんが、40カロリーの消費を毎日続ければ、100日後には約600gの減量が可能であり、1年後には2kg以上減量できる計算になります。
食事はそのまま、運動もすることなく、これだけ年間に減量できたらたいしたものです。
ただし、本研究でも示しているように、作り笑いではなく、本当に可笑しくて声を出して笑うってことがエネルギー消費には大切なようです。
難波グランド花月に行けば、15分間の笑いなんてすぐでしょうが、毎日では懐も大変ですし、ここは自宅でお笑い番組をできるだけ毎日見るなんていうのもよいかもしれません。
それと、大事なことを一つ。本研究でもそうですが、実験は友人と一緒に行っているわけです。すなわち、例え面白いビデオをみても一人でみてては笑いにくいということもあるのでしょう。
やはり、一緒にいてリラックスできる友人、恋人、家族等と一緒に笑いを楽しむっていうのが笑いを増やすコツかもしれません。
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